2015年06月02日

燈下不截爪

 標題の読み方は

 とうかにつめをきらず と読む。




 私たちの支援は、今まで学んだことや経験で得たことを
ベースにしている。その学んだ知識や経験したことが
常に正しいとは限らないのに、そうせざるを得なく、私の言
動が批判の的になってしまうと、自身の存在が一気に危うく
なってしまうということは、誰しもあるのではないかと思う。


 特に、自閉性障害のある方の支援は、日進月歩だと
思う。若い頃学んだこととは大分異なっているかと思う。



 手元が暗いなかで爪を切れば自身が怪我をするよ。
 生半可な知識、知恵を使い支援や判断をすれば大きな
痛手となってしまう。それを戒めた言葉でもある。




 今日午前中に、自閉性障害のある方の支援を
書きだししてみた。だが、具体的な支援方法が全く出てこない。
言葉によるコミュニケーションが困難な方にどうアプロ
ーチすれば良いのか?どう本人が思っているのか、ぜひ
その思いを聞きたいところだけど、全てが支援者側の思い
になってしまい、推測となってしまった。



 本人の意思を確認できないことの困難さをひしひし
と感じてしまう。



 自閉性障害者が持っている独特の「文化」をどう理解す
れば良いのか。どうしても、自身が生きてきたものさしで
測ってしまう。


 類似事例が書かれている本をエンゼルらんぷで
明日にでも探してみたいと思う。何か、ヒントでも
あると良いのだが。



 標題の言葉が、本当に身にしみる。



 生半可な知識で判断をしてはいけない。今、最も
大切にすべき言葉なのだろう。



                    いけたに


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Posted by 輝望会スタッフ at 12:26│Comments(0)今日の一言
 
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