蟹工船
私は若い職員のエンタメはわからないと同じ
ように若者たちは過去のことはわからないと思
う。
昨晩、小林多喜二原作『蟹工船』を観劇した。
この蟹工船を知っている若者は数少ないのか
もしれない。
この小説が書かれた時代の劣悪な労働環境が
みえてくる。病人を働かせる、縛り付けるようなこ
とは現在はないにしても、質や形が異なる劣悪な
労働環境は今もあるのかもしれない。
世代に関係なく、働くことの意義を問い直してみ
ることが必要なのかも。
学生の頃「猿が人間になるにつれての労働の役割」
という本を読んだことがある。障害の有無に関係なく
働くということは発達していく上でとても大切であること
がとかれている。
人として成長や発達していくためにも良い環境の
中で働くことが大切なのだと思う。そうしないと、人と
してなっていかない。そればかりか、それは負の連鎖
として子孫に伝播してしまうのかも。
そんなことを思った。
いけたに
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