NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、明治維新前後の長州藩
(山口県萩)が舞台となっている。
タイトルの言葉は、松下村塾の吉田松陰のことば。
教育基本法第1条にある教育の目的「教育は人格の完成
をめざし・・・」を1850年代には言っていたことになる。
日知協の3科目通信をかれこれ5年ほど職員に受講
していただいている。「福祉総論」「生活支援」「自閉症
支援」の3科目。主に、新人職員にこれを受講していた
だいている。
福祉畑の勉強をしてこなかった生活支援員や今年は
調理師にも受講をしてもらっている。ページをめくり文字が
当然見えるのだが、多分馴染みのない語句がそのページ
を埋めつくしていて、読む気を削ぐのではないかと思う。
学習をしたくても、難解な語句の意味を調べながらテキス
トをただ読むだけでは、きっと記憶に全く残らないとおもい
『学習の友』なるものを独自につくった。
(当初は、私が2科目と他の職員が1科目をつくったが、2科目
テキストが改訂されたので、その2科目を学園の園長に作って
いただいた)
この『学習の友』は松陰の言葉を引き合いに出すまでもなく、
テキストの重要な語句や文を「虫食い」にし、テキストを見ながら
書き写すようになっている。
書く動作を入れることによって、すこしでも記憶が残るように
また、頭の引き出しが整理できるように期待したいためだ。
ちなみに松陰は
村塾の塾生に読書する時間の半分をメモに費やすように
指導したとのこと。
松下村塾はたった2年9ヶ月開いていたそうだが、それに
しても後世の人たち影響を与える言葉はたくさんあるのは、松陰
自身も、この書くことをマメにしていたからだという。また、萩の実家
の杉家は、少し高台にあり、保存に適していた環境があったとも。
テキストを読みながら、「虫食い」を埋めていき、その要点整理
された『学習の友』(1科目あたり100問計300問)の中から100問
を抽出し確認テストを実施。平均点以下は、再挑戦。それでも平均点
以下は、その問題を渡し、三度確認テストを実施。
松陰が云うように、テキストを読み、書くことですこしでもその理解が
はかどるとありがたいと思う。
受講生のみなさん、これからが本番です。長いロードレースに
なりますが、時々休憩を入れながらゴールに進んで頂ければ
と思う。
そして、人となっていく経過も嬉しんでいただければと思う。
いけたに