何が正しいのか?
以前ある会合に出ていたら「障害の有無に関係
なく同じ学校で勉強をすれば障害のある方を理解
できるし、共生社会が近づくのではないかと言われ
るが、それを調査研究したものは皆無だ」と大学教
授が言っていた。
何事も“思い“が先行してしまうことがあることに対し
ての警鐘として受け止めた。
1971年にメナケム・アマーという方が「性的暴行」の
被害者646人と加害者1292人に対してアンケートとイ
ンタビューを行い「婦女暴行のパターン」という論文を
発表した。
いくつもの“思い込み=神話“が指摘されている。
例えば、「強姦は、加害者が被害者に悩殺されたせ
いで起こる」→「無防備なおんなをねらっている」。
一人ぼっちでいる女性、知的障害のある女性、年寄り、
障害者が被害にあうとのこと。
そして、それは衝動的ではなく計画的に、
見ず知らずではなく8割〜9割が顔見知りの犯行である
と。
高齢者による交通事故。
若者による交通事故率の方が高いのにも関わらず、高
齢者のみうんぬんかんぬん言われる。
ほんと、ボッーと生きているとチコちゃんに叱られてしまう。
どうしましょ。
*知的障害者施設等での虐待件数を毎年厚労省が
発表している。その中には「性的虐待」も残念ながら
含まれている。先のように「無防備な対象者で、計画
しやすく、顔見知り」という要素が入所施設を筆頭に
ある。だからこそ虐待にならないような対応を日常的
にしておく必要がある。本年度より輝望会ではコンプラ
イアンス部を新たに一つの部として設けることとした。
担当部署を設け、日々議論し、チェックすることで予防をし
ていきたいと思う。
いけたに
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