新聞記事

輝望会スタッフ

2025年05月15日 09:05

 二つの新聞記事。


 故西村滋先生のことが朝日新聞(4月18日)に掲載さ
れていた。

 先生には沼津のぞみの園で「一日園長」をしていただ
いたり、文化センターで「ようこその秋」(チャリティーコン
サート)を数回開催していただき、また輝望会創立30周
年の時映画上映と講演をしていただいた。


 「永眠した時、その遺体は医科大学に献体された」と
記事にあった。



 先生は終戦後の混乱期戦災孤児を受け入れた東京都内
の施設職員として数年間働いていた時があったそうだ。

 「一日に3人もの子どもが亡くなった時もあった。だが、子
どもの食料も欠乏するなか、葬儀を出すお金は施設には
なかった。
 解剖の教育・研究用に遺体を提供すれば、簡単な葬儀
もしてくれ、若干の謝礼も出たという。
 孤児の遺体を納めた棺をリヤカーにのせ、遠い医学部まで
運ぶのが若き日の西村さんの仕事だったという。」



 戦争がなければ・・・
 
 空襲がなければ・・・

 焼夷弾が落ちてこなければ・・・
 
 何故 母さん、父さん死んじまったんだ。

 そんな独り言を何回もいいながらリヤカーを引っ張て
いたのかもしれない。







 今朝の静岡新聞に「世界一貧しい大統領」ホセ・ムヒカ
元ウルグアイ大統領死去の記事があった。

 「物質主義戒め生き方問う」とも。

 『原爆資料館を見学後、芳名録に「倫理を伴わない科
学は、想像もできない邪悪なものに利用されかねない。
地球上で人間だけが同じ過ちを繰り返す。私たちは過去
の過ちから学んだだろうか」』とあった。



C &Cサイドストーリーに置いておきます。  合掌

               いけたに

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