声の質がよくないので、話の内容が伝わらなかった
と思いますので文章で再度挨拶をさせていただきます。
挨 拶
末枯れの(うらがれの)美しき晩秋 という時候の挨拶
があるそうです。
野原にある草木の葉先が枯れている平原、野原が美し
い様を詠んだものです。
箱根の仙石原や尾瀬ヶ原は今どんな感じでしょうか?
今年は春先から暑い日が続きましたが、やっと朝夕は冷え
込むようになり、これからもみじ、いちょう等が街並みや山々に
赤や黄色の鮮やかな色をつけていただけるのかと思いますが、
このような季節の中で四十周年を迎えられたことをとても喜ばし
く思います。
これも沼津市・伊豆の国市や市民の皆様また会場にお越し
の大勢の皆様の声援、応援、ご協力があったればこそ、この
日を迎えられたと思 います。
四十周年のお祝いができましたことに感謝とお礼を申し上げ
ます。
まことにありがとうございました。
そして、本日は、白隠太鼓様、桐陽高等学校応援部様、加藤
学園高等学校チアリーダー部様そして沼津ブラス・フロンティア
様の心のこもったアトラクションで楽しいひと時をいただきありが
とうございました。
また、運営に携わっていただきました高校生ボランティアの皆
様もありがとうございました。
さて、おなかもいっぱいになったところで会を締めていきたいと思
いますが、初代園長三谷健一郎先生が作詞作曲された「未來に向
かってはばたこう」を全員合唱し華やかなうちに締めさせていただけ
ればと思います。
歌詞の中にあります「洞の緑」の「洞」は西沢田バス停を降り、西
川沿いにのぞみの園に向かって歩いていく途中で新幹線高架下を
くぐりますが、そのあたりをさしているそうです。
その当時、半数以上の利用者は職員と一緒に路線バスで通園し
ていましたので、道すがら地域の皆様と「おはよう」「雨で大変ね」
などと挨拶を交わしていました。
通園している利用者さんの中には、電柱についている大きな碍子
が好きな方がいて、それを見つけるたびに立ち止まり空を見上げな
がら「あれは80.1だよ」と住民の方に指さし説明することもありまし
た。
そんないくつものほほえましい物語が通園時にありました。そこに
はみんなを優しく包むそよ風が吹き、その柔らかな音色が洞や西沢
田に流れていたのだと思います。
優しくも厳しくもある時代でした。
そんな思いを三谷園長は詩に込めたのかもしれません。
本日は先ほど演奏していただきました、沼津ブラス・フロンティアの
皆様の演奏によって全員合唱をしたいと思います。フロンティア様に
はこの時のためにたくさん時間を割いていただき練習をしていただき
ました。
ありがとうございます。
当時のことを思い出しながら、またこれからの未来も幸せあふれる
日々であることを祈念し歌いたいと思います。
天に思いが届くように大きな声でお願いします。
それでは、司会にバトンタッチします。よろしくお願いいたします。
* 40年前に初代沼津のぞみの園園長だった三谷健一郎先生は
輝望会のシンボルマークと『未来に向かってはばたこう』という歌を
つくった。この歌、創部数年という沼津中央高校吹奏楽部様(当時
はまだ沼津精華高校だった)にのぞみ祭りの時に演奏していただい
た。
それ以来、30周年時は三島吹奏楽団様に、そして今回40周年は
沼津ブラス・フロンティア様に演奏していただいた。その時々の音色
が心の琴線に触れた。
駿河の海の 波の音
流れる雲に 夢のせて
心よせあう 友がいる
開ける未来を 信じつつ
のぞみ輝け いつまでも
洞の緑の 風の音
花が咲きます 香ります
心さやかな 友がいる
幸せあふれる その日まで
のぞみ広がれ はてしなく
創立当時の関係者の思いがこの歌に込められていると私は強く思う。
いけたに